Vol.217 白濁の検証

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早速だがこれを見て欲しい。

 

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そう。先週の日曜日にある場所で立ち上げが行われた30キューブ水槽だ。

三日前までひどい白濁に覆われていた水が、いつの間にかずいぶん透き通っている。今回の白濁の原因については多くのアクアリストから見解が寄せられており、突然の解決についてもいまだ不明な点が多く残されている。

実に興味深い。

 

ただの幸運と受け止めることも可能だが、私には原因を考察、解明せずに受け入れることなど不可能に近い。

何故なら私は、物理学者であり、ハム大准教授

 

 

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湯ハムだからだ。

 

 

早速白濁の原因を考察するところから始めよう。

 

まずは立ち上げの直後だ。

 

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この時点では白濁と思われるものは確認できない。

 

まずは今回のレイアウトで用いている素材についても記しておこう。

素材はブランチウッド、銀薫石、山谷石

床砂はアマゾニア1L、サンディブライト

この時点であることに気が付くだろうか。

 

 

そう、白濁で有名なアマゾニアが使用されている。

また、アクアリストより寄せられた見解には、化粧砂やバクテリアについて危惧される内容のものも数多く寄せられている。

 

立ち上げ二日目の様子を見てみよう。

 

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この時点でも特に白濁の現象は確認できない。

 

アマゾニアが原因なのであれば、立ち上げ直後から濁りが確認されて良いはずだ。

同じく化粧砂についても同様の見解が持てそうである。

 

ちなみに立ち上げ後二日間は毎6Lの換水を行っている。

 

続いて立ち上げ三日後の様子を見てみよう。

 

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一気に白濁している。

 

今回興味深いのは、この立ち上げと白濁発生の時間差である。およそ72時間のうちになにがあったのだろうか。

 

 

ここでアクアリストより、白濁に関する考察を揺るがす衝撃的な告白が研究室に寄せられた。

 

誰かがカルピスを入れた

 

というものだ。しかし私は犯人がだれであるかなど、どうでもいい。それは警察の仕事だ。

 

しかしだ、ここで追い打ちをかける告白が、別のアクアリスト二名より寄せられた。

ひとりはカルピスを入れた。と告白しており、

もう一人は、カルピス風なものを入れた、詳しいことは言えない。などと告白している。

 

しかし、私は犯人がだれであるかなど、どうでもいい。

 

 

この日も6Lの換水を行い、ほかの水槽のフィルタースポンジを絞ってみた。

 

そしてこれが金曜日の様子である。

 

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白濁が収まる気配はほとんど見られていない。ここで私は、ある仮説の実証に踏み切る。

 

それは、白濁の原因はバクテリアである。というものだ。

 

そこから私は無換水という手法を選択した。アマゾニアを使用し、立ち上げ一週間たたない水槽をだ。

 

そして半日しかしていなかったエアレーションを24時間に増やしてみた。

 

その結果がこちらである。

 

 

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白濁は収まったといえるだろう。

 

以上の考察をまとめると、今回の場合は

 

換水を止め、エアレーションを行うことでバクテリアの安定を図ることが、白濁の解消に深く関係したようだ。

 

これにより、白濁の原因を推測したうえで適切な対処を選択することが重要であることが分かった。

 

なにより今回の検証は換水第一という私の理念を大きく覆すものとなった。

 

 

今回の講義はここまでだ。